予防接種は、感染症の予防、発病防止、発病した場合の症状軽減といった効果が認められます。
吹田市のはしもと内科消化器内科クリニックでは、麻疹、風疹、おたふくかぜ、A型肝炎、B型肝炎、肺炎球菌、インフルエンザなどに対する予防接種を行っております。お気軽にお問合せください。
当院で行う予防接種
吹田市のはしもと内科消化器内科クリニックでは、以下の予防接種を行っております。
麻疹
麻疹ウイルスへの感染を原因として起こる病気です。
発症すると風邪に似た症状、加えて発疹が見られます。感染力が非常に高い一方で、一度感染するとその後発症することはありません。妊娠中に麻疹にかかると、流産や早産のリスクが高まります。
接種をおすすめする方
多くの人と接触する機会のある方
- 妊娠の予定がある方
- 妊娠の予定がある女性を家族に持つ方
接種のスケジュール
接種は2回必要です。生まれ年によって今後の摂取回数は異なりますので、以下でご確認ください。
1990年4月2日以降に生まれた方
定期接種を受けていれば、2回の接種が済んでいるはずです。その場合は、原則として以降接種の必要はありません。
ただし、定期接種を受けていないこともありますので、こちらの場合は確認が必要です。
1978~1990年4月1日に生まれた方
定期接種を受けていれば、1回の接種が済んでいるはずです。2回目の接種を受けていない、一度も麻疹にかかったことがないという場合には、追加の接種が1回必要です。
1978年以前に生まれた方
定期接種になっていない時代です。任意接種として2回受けた方、確実に麻疹にかかったことが確認できる(免疫を獲得している)方以外は、2回の接種が必要です。
風疹
風疹ウイルスへの感染を原因として起こる病気です。
発症すると風邪に似た症状が現れます。大人の方が重症化しやすく、特に妊娠初期の女性がかかると、お腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼすことがあります。
接種をおすすめする方
- 子供のころに定期接種を受けていない方
- 風疹にかかったことのない方
- 妊娠の予定がある方
- 妊娠の予定がある女性を家族に持つ方
接種のスケジュール
接種は2回必要です。
1回目の接種後、約5年後に2回目の接種を行います。
おたふくかぜ
ムンプスウイルスへの感染を原因として起こる病気です。
発症すると耳の下の腫れ、痛みなどの症状を伴います。よく流行がみられるのは幼稚園や学校です。ただ重症化しやすいのは思春期以降の方です。男性の場合は、睾丸炎を合併することもあります。
接種をおすすめする方
- 幼稚園を卒業するまでにおたふくかぜにかからなかったお子様
- おたくふくかぜにかかったことのない方(特に男性)
接種のスケジュール
接種は1回のみです。
A 型肝炎
A型肝炎ウイルスへの感染を原因として起こる病気です。
風邪に似た症状に加え、黄疸などを伴います。
特に、A型肝炎ウイルスに汚染された飲食物の摂取、感染者の糞便からの感染、性行為による感染が多く見られます。
接種をおすすめする方
- 基礎疾患として慢性の肝障害がある方
- 渡航の予定がある方、頻繁に渡航する方
接種のスケジュール
接種は2回必要です。
1回目の接種から2~4週間後に2回目の接種を行います。渡航し長期滞在する場合には、追加接種をすることで効果が5年以上続くとされています。
B 型肝炎
B型肝炎ウイルスへの感染を原因として起こる病気です。
発症すると、風邪に似た症状に加え、肝機能低下などを伴います。肝硬変、肝臓がんなどに進展することもあります。
主に、母子感染、注射器の使いまわし、性行為、刺青を入れる際などに感染します。
接種をおすすめする方
- ウイルスキャリアをお持ちの方、またそのご家族
- 医療に従事される方
- 血液透析を受けている方
- 渡航の予定がある方、頻繁に渡航する方
接種のスケジュール
接種は3回必要です。
1回目の接種の4週間後に2回目の接種を、4~5か月後に3回目の接種を行います。抗体が十分についていない場合には、さらに追加の接種が必要になります。
肺炎球菌
肺炎の原因菌としてもっとも多いのが、肺炎球菌です。持病が悪化したときや体調不良のときなどに感染しやすく、特にご高齢の方は発症によって重症化するリスクが高くなります。
接種をおすすめする方
- ご高齢の方
- 心臓疾患、呼吸器疾患のある方
- 糖尿病の方
- 腎不全、肝機能障害のある方
- 脾臓摘出などによる脾機能不全のある方
接種のスケジュール
肺炎球菌ワクチンには13価と23価があります。
13価のワクチンは、1回のみの接種です。ただし任意接種(自費診療)となります。
23価のワクチンは、5年ごとの定期的な接種が必要です。定期接種で用いられているのはこちらで、対象者には補助制度があります。
インフルエンザワクチン
毎年のように流行するインフルエンザの発症の予防・発症時の重症化を予防するワクチンです。
特にご高齢の方、お子様は重症化しやすいと言われています。
接種をおすすめする方
基本的に、すべての方に毎年の接種をおすすめします。中でも、以下に該当する方は、特に接種の必要性が高いと言えます。
- 多くの人と接触する機会のある方
- 受験を控えている方
- 持病をお持ちの方
- ご高齢の方
接種のスケジュール
接種は1回または2回必要です。
2回接種の方が、より高い効果が得られると言われています。
2回接種する場合には、1回目の接種後、約1か月後に2回目の接種を行います。