日帰りで大腸ポリープ切除を行っております
多くの大腸がんは、大腸ポリープががん化したものです。そのため、大腸ポリープの段階で切除しておくことが大腸がんの予防になりますので、どうぞお気軽にご相談ください。消化器内視鏡学会専門医が、ポリペクトミー、コールドポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術（EMR）といった術式を使い分け、適切なポリープ切除を実施します。
ただし、直径2センチ以上のポリープの場合は、入院した上での切除手術が必要です。その際は、提携する入院設備の整った医療機関をご紹介いたします。
そもそも大腸ポリープとは？
大きく「腫瘍性」のものと、「非腫瘍性」のものに分けられます。腫瘍性として発生する大腸ポリープがもっとも多く、良性ではありますががん化するおそれがあります。一方で非腫瘍性のものはそこからさらに過誤腫性・炎症性・過形成性ポリープに分類され、このうち過形成性ポリープのがん化の可能性が比較的高くなっています。
大腸ポリープの症状・原因は？
症状
大腸ポリープができても、痛み、違和感、便秘・下痢といったはっきりとした症状はありません。
かなり大きくなってから、便と擦れたときに出血を起こすことがあります。ただ、便に血が混じっていることが肉眼で確認できる「肉眼的血便」も、肉眼では分からないけれど顕微鏡で確認できる「顕微鏡的血便」も、大腸ポリープがあるからといって必ず起こるものではありません。
原因
動物性脂肪の多い食事、飲みすぎ、肥満、喫煙習慣などが主な原因です。
また、年齢（50歳以上）の方、大腸がんの家族歴がある方は、そうでない方と比べて大腸ポリープのリスクが高くなるといわれています。
大腸ポリープ切除(内視鏡治療)
大腸ポリープ切除では、いくつかの術式を適切に使い分ける必要があります。
はしもと内科消化器内科クリニックでは、消化器内視鏡学会専門医が、ポリペクトミー、コールドポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術（EMR）から、患者様に合った術式を選択してポリープ切除を実施します。
ポリペクトミー
高周波による止血作用で、出血を抑えます。
コールドポリペクトミー
内視鏡的粘膜切除術（EMR）
ポリープの下に生理食塩水を注入することでポリープを持ち上げ、そこにスネアをかけ、高周波を流しながら焼き切ります。
大腸ポリープ切除の費用
| 3割負担の場合 | 1割負担の場合 | |
|---|---|---|
| 大腸カメラ検査 | 約5,000円 | 約1,700円 |
| 大腸カメラ検査＋生検 | 約9,000円～14,000円 | 約3,000円～5,000円 |
| 大腸カメラ検査＋ポリープ切除 | 約20,000円～27,000円 | 約7,000円～10,000円 |
※上記費用のほか、薬剤料・注射料などの実費費用がかかります。
※ポリープ切除については、切除するポリープの数によって費用が変わります。
大腸ポリープ切除後に痛みはあるの？
大腸ポリープの切除の際も、切除後も、痛みが生じるということはございません。
切除後に注意する点はいくつかありますが、ほとんど通常通りの日常生活を継続していただけます。
大腸ポリープ切除後の注意事項
- 切除当日は、消化の良いものを食べていただきます。
- アルコール、激しい運動、長時間の車の運転・旅行などは、2週間ほどお控えください。
- 抗凝固剤、抗血小板剤などを服用している方の場合は、主治医の先生との連携の上、ポリープ切除の前後の一定期間、内服を中止していただきます。個別に対応いたしますので、ご安心ください。
